診療案内

Red Lightレッドライト療法

レッドライト療法とは

2014年に中国で偶然的に赤色光刺激が過剰な眼軸延長を抑制する効果を有することが発見されました。それ以降、データが集積されて2022年に米国眼科学会誌にその効果が報告され、今までにない極めて効果の高い近視進行抑制療法として世界中で注目されています。

治療方法

red-light-image使用する機器はEyerising(アイライジング)近視治療機器といい、オーストラリアのEyerising International社が製造する機器になります。 (国内未承認)

治療効果

  • Eyerisingと眼軸の変化

    Eyerisingと眼軸の変化
  • Eyerisingと屈折(等価球面度数)の変化

    Eyerisingと屈折(等価球面度数)の変化

Effect of Repeated Low-Level Red-Light Therapy for Myopia Control in Children: A Multicenter Randomized Controlled Trial. Ophthalmology. 2022 May;129(5):509-519.

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https://www.eyerisinginternational.com/the-device/

中国で行われた、8〜13歳の近視児童を対象にして12ヶ月の治療効果を判定する目的で行われた臨床試験では眼軸(Axial length)の延長の抑制効果(左上図)と、等価球面度数(近視度数)の進行抑制が示されました(右上図)。 またEyerising近視治療機器を推奨する方法を守って使用した方が効果が高いことが明らかになりました(右図)。これまで報告のある、オルソケラトロジーや低濃度アトロピンの報告と比較しても高い効果がみられました。

治療適応

  • 適応条件年齢:3才以上
  • 対象:軽度近視~強度近視眼
  • 禁忌(施術ができない場合)
    斜視による両眼視機能異常がある場合
    どちらかの眼に屈折異常以外の異常、その他の全身的な異常がある場合
    遺伝性網脈絡膜疾患、スターガルト病、網膜色素変性症、黄斑ジストロフィーなどの家族歴がある場合
    光治療に対する過敏症がある場合
    瞳孔散大(散瞳)のある児童、またはアトロピン、シクロペントラート、トロピカミドなどの瞳孔散大を引き起こす可能性のある薬剤を投与した後は本機器を使用しないでください。
    低濃度アトロピン点眼治療との併用はできません。低濃度アトロピンをおこなってる患者は治療開始までに14日間以上の休薬が必要です。

    安全性

    • 本デバイスでの治療経過中に有害事象を生じた症例(使用者7万5000人のうち5件。0.0067%)の報告では、全例ともに自覚症状として『治療後に長時間持続するまぶしさや残像』の訴えがあり、黄斑部の網膜構造の不整と矯正視力の低下を認めました。いずれの症例も治療中止数か月後に矯正視力も眼底OCTも正常所見に全例が回復したと報告されています。
    • また、短期的な副作用として、治療後に一時的にまぶしさ、閃光盲、残像が生じることがあります。通常、治療後に3分間程度目を閉じることでこれらの症状は消失します。また、治療回数を重ねることで症状の持続時間は短くなると言われていますが、光過敏症・眼刺激・眼熱傷などの不快感が生じた場合は、本デバイスの使用を中止して医師に相談してください。

    費用(治療費・検査費・サブスクリプション)

    (税込)

    • デバイスを医療機関から貸与いたします。(第三者への譲渡、貸与、転売は禁止)万一、動作不良があった場合はメーカーへ返品するため、デバイスの梱包箱等は破棄せずに大切に保管してください。
    • デバイスをご自宅へ持ち帰り、梱包箱上部に貼付されているQRコードを読み取り、リンク先のページでユーザー登録を行います。その後、登録されたEメールアドレスにEyerisingカスタマーポータルサイトのリンクが届きます。
    • ポータルサイトへアクセスし、始めに以下の流れで言語を日本語に設定します。 左メニュー「My Details」 ⇒ 「Language」 ⇒ 「日本語」を選択 ⇒ ページ最下部 「保存」
    • 次に以下の流れでデバイス登録を行います。 左メニュー「ご利用中の機器」 ⇒ 「機器を登録する」 ⇒ シリアル番号を入力 ⇒ 「OK」
    • 次に以下の流れで患者登録を行います。 左メニュー「患者」 ⇒ 右上「患者を追加」 ⇒ 患者情報を入力 ⇒ 「患者を保存」
    • 次に以下の流れでサブスクリプション料金の支払い手続きを行います。 左メニュー「患者」 ⇒ 右メニュー「更新」 ⇒ プラン選択 ⇒ カード情報入力 ⇒ 「確定」 サブスクリプション料金の支払いはクレジットカード払い(JCBは不可)のみとなります。
    • 海外サイトへの支払いとなるため、クレジットカード会社へセキュリティーロック解除の申請が必要な場合があります。詳しい方法はご利用になる各クレジットカード会社へお問合せ下さい。
    • 患者登録は1台につき5人まで登録が可能です。(人数分のサブスクリプション料金の支払いが必要です。)
    • 全ての手続き完了後、ご登録されたEメールアドレスに治療時にデバイスに入力するユーザー名・パスワード情報が届きます。
    • デバイスをインターネットに接続し、デバイスにユーザー名・パスワードを入力して治療を開始します。治療スケジュールの遵守状況(コンプライアンス)はポータルサイトへ反映されます。
    • 治療後は3分間程度目を閉じて休むようにしてください。まぶしさ、閃光盲、残像などの症状が5分を超えて続くことが3回以上あった場合は、本デバイスの使用を中止し、処方医の指示に従ってください。
    • 治療開始後は必ず定期検査を受診してください。治療開始後、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、12ヶ月後、それ以降も6ヶ月毎の定期検査が推奨されます。視力、屈折値(近視乱視度数)、眼軸長の変化、コンプライアンスの状況、眼底OCT検査による有害事象の有無などを確認します。

    保証などについて

    • 機器の耐用年数は、製造から5年です。(メンテナンスフリー)
    • 耐用年数以降も治療継続を希望される場合(サブスクリプションの支払い)新しい機器を貸与致します。
    • サブスクリプションの1年一括払いと2年一括払いは、最初の登録の際のみに返金保証トライアルがあリます。
    • 返金保証トライアルは、1ヶ月以内に治療の継続を希望されない際に条件を満たした場合はサブスクリプション代金の返金が可能です。
    • 返金保証トライアルを受ける場合は、機器貸与代は最大50%返金致します。
    • サブスクリプションの支払い完了後は返金は不可となります。
    • ご兄弟・姉妹で使用する場合は、1台につき5人まで登録可能可能です。2人目以降は治療費・検査費は、77,000円になります。
    • サブスクリプションプランの変更(毎月払いから1年一括払いなど)は可能です。
    • サブスクリプションの支払いは、クレジットカードのみとなります(JCBは不可)。
    • 医師の判断で治療を中止する場合は9ヵ月までは最大50%返金となります。
    • 患者様都合での中止は、1ヶ月までは最大50%返金(治療費・検査代)致します。
    • 治療を中断する場合は、機器をクリニックに返却して頂きます。
    • 引っ越し等で別の医療機関を希望される場合は、機器を返却していただきます。新たな医療機関の設定する費用お支払いいただけばサブスクリプションは、引き継ぐことができます。
    • 治療に関するご質問は当院までお問い合わせください。
    • ポータルサイトに登録されたユーザー情報(クレジットカード情報は除く)は、メーカーが指定する販売代理店、メンテナンス事業者も閲覧が可能となりますので予めご了承ください。
黄斑円孔

※患者様の同意を得て掲載しております

糖尿病網膜症

※患者様の同意を得て掲載しております

裂孔原性網膜剥離(強膜バックリングにより治療)

※患者様の同意を得て掲載しております

*裂孔原性網膜剥離の治療については強膜バックリング術と硝子体手術があります。治療選択については、患者様の年齢、網膜剥離の性質により最適な治療を患者様と相談して選択します。

裂孔原性網膜剥離(硝子体手術により治療)

※患者様の同意を得て掲載しております

*裂孔原性網膜剥離の治療については強膜バックリング術と硝子体手術があります。治療選択については、患者様の年齢、網膜剥離の性質により最適な治療を患者様と相談して選択します。

眼内レンズ脱臼

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眼内レンズ脱臼

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緑内障インプラント術(プリザーフロマイクロシャント)

※患者様の同意を得て掲載しております

手術後

緑内障点眼治療でも視野の悪化が進行する場合は緑内障手術も検討します。